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妊婦健診

Pregnancy Checkup

当院では妊娠の判定、その後続けて妊婦健診を行っていきます。分娩は行っておりませんので、妊娠35週前後になりましたら、なるべく希望の分娩先へご紹介いたします。帝王切開やその他の合併症によってはそれより早い時期のご紹介となることもあります。

当院での妊婦健診のメリット

  • 土曜日もやっており、平日も18時半までやっていますので(受付は18時までとなります)、お仕事をされている方も通いやすいと思います。
  • 周産期専門医を持つ女性医師が拝見します。
  • 近隣では、国家公務員共済組合連合会立川病院、多摩総合医療センター、杏林大学病院などとの強い連携を持っています。

妊婦健診項目

妊娠初期(初診~12週頃)

  • 血圧測定
  • 尿検査
  • 血液検査(貧血、血糖、感染症、風疹、トキソプラズマ、HTLV-1等)
  • 子宮がん検診
  • 超音波検査
  • クラミジア

出生前診断

当院では、NIPT、クアトロ検査、羊水検査を行うことができます。いずれも、カウンセリングを行い検査の方法や意義、リスクなどの説明を医師からしっかり受けたのちに、検査を希望するかご検討ください。ご主人のご理解・同意も重要となりますので、ぜひご一緒に説明を聞くことをお勧めします。

妊娠28週頃

血糖、貧血等の検査を行います。

妊娠20週と妊娠30週のスクリーニング超音波検査

ほぼ毎回の健診で超音波はすると思いますが、妊娠20週と妊娠30週はよりしっかり診させていただきます。超音波検査ですべての異常がわかるわけではありませんが、生まれてからすぐ具合が悪くなるようなご病気はなるべく早く見つけてあげたいと思っています。しかし、お母さんのお腹の中にいるときは診断が困難な病気もありますので、ご了承ください。

妊娠34週頃

34週ごろまで当院で健診していただき、その後、分娩先をご紹介いたします(帝王切開が必要な場合は30週頃のご紹介となります)。

人工妊娠中絶

Abortion

12週未満の人工妊娠中絶を、日帰りで行っております。中絶手術は、妊娠週数が進むほどリスクが高まりますので、「妊娠したみたいだけれど今回は色々な事情で継続・出産することが難しい」という方は早目にご相談ください。手術や麻酔のリスクを十分ご説明し、納得していただいてからの手術となります。
*合併症のある方は当院では中絶手術ができない場合があります。

中絶手術の方法

MVA(手動真空吸引法)

当院ではMVA(手動真空吸引法)にて中絶・流産手術を行います。従来の鋭的掻爬法より以下の点で優れていると考えます。

  • 子宮内膜損傷、遺残、子宮穿孔のリスクが減る
  • 簡便で処置の時間も短縮されるため、患者への負担が少ない
  • 器具は1回の使用で破棄されるため、感染リスクが減る

手術の流れ

1.検査・説明
安全に手術を行うため、お持ちの疾患、服用している薬、アレルギーなどについて詳細な問診を行います。また、超音波検査や血液検査を行い、妊娠の状態や母体の状況を把握した上で処置を進めていきます。検査後、手術について詳細な説明を行います。しっかりと話を聞き、十分に理解・納得された上で、手術を受けるようにしてください。
2.予約
相談の上、手術日を決定いたします。時間の詳細までお伝えいたしますので、指定された日時に再び来院してください。
3.手術前日
手術の前日には子宮頸管拡張という前処置を行うために来院が必要となります。
手術は全身麻酔で行うため、前日夜から絶飲絶食となります。
水も飲むことはできませんのでご注意ください。安全な手術を行うため必ずお守りいただきます。
4.手術当日
手術の準備が完了しておりますので、来院されましたら受付にお越しください。
5.前処置
最終の検査を行い、手術を行うための処置をしていきます。
6.手術
全身麻酔で行いますので、眠っている間に終了します。手術自体の所要時間は約15分間です。
7.後処置
麻酔がさめるまで、ゆっくりとお休みください。
麻酔がさめましたら状態を確認し、薬の処方と今後についての説明を行います。
歩行が可能になれば、帰宅の準備が出来次第、お帰りいただけます。

ピル処方・避妊の相談

Pill・Contraception

低用量ピル

低用量ピルとは

低用量ピルは女性ホルモンの働きを利用した低用量の経口避妊薬です。女性ホルモンの働きをコントロールして排卵を抑制することで、高い効果が期待でき、正しく服用すればほぼ100%の避妊効果があります。
また、低用量ピルには月経の周期を整えて月経に伴う症状を軽くする作用があり、月経の周期が乱れている方には、生理周期の調整、強い生理前症状や生理痛などがある方の症状軽減にも使われています。

避妊以外の低用量ピルの効果

  • PMS(月経前症候群)の軽減
  • ニキビの改善
  • 生理痛の軽減
  • 月経過多による貧血の改善
  • 更年期障害や骨粗しょう症の予防
  • 月経不順の改善
  • 月経困難症の軽減
  • 子宮内膜症の予防など

副作用

ピルの服用を開始してから1~2ヶ月の間は、吐き気・嘔吐・頭痛・乳房の張りや痛み・不正出血といった副作用が出ることがあります。多くのケースでは次第に症状が収まっていきますが、どうしても気になる場合は我慢せず、ご相談ください。副作用を抑えるお薬をお出しするまたはピルの種類を変えてみるといった対応も可能です。

低用量ピルを服用できない方

  • 子宮頸がんや乳がんのある方
  • 血栓症を持つ人やリスクの高い方
  • 高血圧・糖尿病
  • 肝機能障害
  • 妊娠・授乳中
  • 喫煙者(35歳以上で1日15本以上を吸われる方)

避妊ピル

当院ではファボワールを院内処方でご用意しております。

アフターピル

こんな時はできるだけ早くご相談ください

  • 避妊をしない性交を行ってしまった
  • 経口避妊薬を服用し忘れた
  • コンドームが破損していた
  • コンドームが脱落していた など

アフターピル(緊急避妊薬)とは

アフターピルとは、望まない妊娠の可能性がある場合に、推奨されている時間内にできるだけ早く服用することで、妊娠を阻止する効果が期待できるお薬です。
性交後72時間以内(3日以内)に服用することが目安にはなりますが、24時間以内で服用することでより高い避妊効果が得られるので、早めのご来院をおすすめいたします。
※アフターピルの妊娠防止は100%という確証は無く、正しく服用した場合でも妊娠を防止できないケースがあります。

アフターピルの副作用

アフターピルは有効成分の含有量が通常のピルの数十倍であることから副作用として体に不調が現れやすくなります。
主な副作用としては、不正出血や消退出血、吐き気、頭痛、胸の痛み、経血量の増加や減少または生理不順、疲労、傾眠、下腹部痛などが起こるケースがあります。副作用は服用から24時間以降に起こることが多く、薬の種類によっては数日間副作用が続く場合があります。
通常は服用から数日で徐々に症状が改善されていく場合がほとんどですが、症状がひどい場合にはご相談ください。

アフターピルの注意点

アフターピルは体への負担が大きいため、医師の指導の下、服用をお願いします。また、服用後、2時間以内に嘔吐した場合は、再服用をしなければなりませんので、当院へご連絡ください。

ミレーナ

ミレーナとは

ミレーナとは、黄体ホルモンを子宮の中で持続的に放出する子宮内避妊システムです。避妊効果をピルと比べると、ピルは失敗率が0.6%、ミレーナは0.14%と高い避妊効果と1度挿入すると最長5年間に渡り、避妊効果が期待できるのが、最大の特徴です。

ミレーナの副作用

挿入後、出血・腰痛・下腹痛などといった月経時と同じような症状がある場合がございます。また、月経の時期以外に少量の出血が続くことがありますが、こうした症状のほとんどの場合は、徐々になくなっていきます。症状が長引くまたは痛みがひどくなっている場合は我慢をせずにご相談ください。※稀ではありますが、ミレーナが脱出することがあります。挿入後は定期的に受診し、ミレーナの位置を確認しましょう。

ミレーナが適している方

  • 今後の妊娠を希望していない
  • 次の出産までに期間をあけたい
  • ピルが適さない
  • 月経量が多く、貧血になりがち
  • ピルを飲み忘れやすい

ミレーナの挿入時期及び挿入後について

生理が始まった日より4~7日目の挿入をおすすめしています。また、挿入後は、1~2ヶ月に1度、ミレーナの位置の確認をします。その後は3~6ヶ月の間隔で位置の確認をしていきます。

月経移動

月経移動とは

月経移動とは、旅行や受験など大きな行事に、生理が重ならないように、ホルモン剤を内服することで生理の時期をずらし、イベントに重ならないようにすることです。

月経を早める方法

月経開始後3~5日目ごろから7~14日間程度ホルモン剤を服用します。服用終了後、約2日ぐらいすると月経が始まるため、月経を避けたい時期の前に月経を移動する形となります。この方法のメリットは、事前に月経を起こしておくため、大事な行事の時にはホルモン剤を服用する必要がありません。

月経を遅らせる方法

月経開始予定日の数日前からホルモン剤を服用し始め、遅らせたい日程の最終日まで飲み続ける方法です。メリットとしては、ほぼ確実に月経を移動させることが可能ですが、初めてホルモン剤を服用する方は副作用(吐き気やだるさなど)が出た場合、大事な行事の時につらい症状がある可能性があります。

注意点

生理の周期が比較的安定していて、次回の生理の予定がわかる方にしか月経移動を行うことができません。生理周期の不定な方は、月経移動が難しいので、ご相談ください。また、ホルモン剤の代謝には個人差があり、思い通りに月経変更できない方もまれにいらっしゃいますので、時間に余裕を持ってご相談ください。

各費用について

Price

妊婦健診

患者様の自己負担額は基本健診代と必要検査費用を合わせたものから、妊婦健診受診券(補助券)での補助分を引いた差額となります。

初回

 
初回妊婦健診 ¥19,000~

2回目以降

血圧検査、尿検査、超音波検査 ¥1,500

出生前診断

カウンセリング ¥2,000
NIPT ¥125,000
クアトロ検査 ¥27,500
羊水検査 ¥140,000

妊娠28週頃

血糖、貧血 ¥1,500

妊娠20週と妊娠30週頃

スクリーニング超音波検査 ¥3,000

その他の自費診療

以下は保険が効かない自費診療の料金表となります。これらは初診料(または再診料)が含まれた価格となっております。

人工妊娠中絶

全体にかかる金額は、手術費用以外にも術前の超音波検査や採血検査などの料金が必要となります。通常、以下の金額がかかります。

術前検査費用

採血、超音波等 ¥8,000

手術費用

妊娠9週まで ¥120,000
妊娠10週〜12週未満まで ¥150,000

ピル処方・避妊の相談

アフターピル

緊急ピル ¥11,000

ミレーナ

ミレーナ ¥53,000

避妊ピル

 
ファボワール ¥2,400

月経移動

ピル代 ¥4,000

プラセンタ

美容目的等の自費の場合

初回 ¥3,500
2回目以降 ¥1,500
※医師との相談をご希望の場合 プラス¥1,500

ブライダルチェック

採血、クラミジア、超音波、子宮頸がん検査 ¥15,000