感染症・性感染症
感染症・性感染症

STD(性行為感染症)とは、性行為により感染する病気のことです。
STDの種類は非常に多く、ほとんどが感染しても自覚症状がありません。そのため、気づかぬうちに進行してしまうことが多くありますが、性病が不妊などの原因になるケースもありますので、ご注意ください。
次の症状がある場合は、性感染症が疑われます。
早期発見、早期治療が大切です。性病・性感染症(STD)は、感染している人との性行為により感染します。病原菌を含む精液、膣分泌液、血液等が、口や性器の粘膜、皮膚などに接触することで感染がおこります。
カンジダ症とは、「カンジダ菌」という真菌(カビの一種)が増殖することで起こる感染症です。カンジダ菌はもともと腟内や皮膚、口腔内などに存在する常在菌ですが、体のバランスが崩れることで異常に増え、症状を引き起こします。
特に女性では腟内で発症する「腟カンジダ症」が多く、再発を繰り返すケースも少なくありません。
カンジダ症は、以下のような要因によって発症しやすくなります。
カンジダ症の治療は、主に抗真菌薬を使用して行います。
1.腟内投与薬(腟錠)
腟内に直接作用させることで、原因となるカンジダ菌の増殖を抑えます。
2.外用薬(クリーム・軟膏)
外陰部のかゆみや炎症を抑えるために使用されます。
3.内服薬
症状が強い場合や再発を繰り返す場合に処方されることがあります。
通常は適切な治療により数日〜1週間程度で改善がみられますが、自己判断で中断 せず、医師の指示に従うことが大切です。
細菌性腟症とは、腟内に存在する常在菌のバランスが乱れ、特定の細菌が増殖することで起こる状態です。本来、腟内は乳酸菌(ラクトバチルス)が優位で酸性に保たれていますが、このバランスが崩れると細菌性腟症を発症しやすくなります。性感染症とは異なりますが、性行為が発症のきっかけとなることもあります。
これらにより、善玉菌である乳酸菌が減少し、悪玉菌が増えることで発症します。
無症状の場合も多く、気づかずに経過することもあります。
細菌性腟症は、よく「カンジダ症」と混同されますが、原因や症状が異なります。
細菌性腟症
においが強く、さらっとしたおりもの
カンジダ症:かゆみが強く、白くポロポロしたおりもの
1. 腟内薬
腟内に直接作用する薬で、細菌の増殖を抑えます。
2. 内服薬
症状や状態に応じて処方されることがあります
治療により多くは数日〜1週間程度で改善しますが、再発しやすい特徴があるため、生活習慣の見直しも重要です。
気になる症状がある場合は早めの受診が大切です。
性器にできる水泡や、そけい部のリンパ腺の腫れが出る感染症です。性器ヘルペスは単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)または2型(HSV-2)の感染によって、性器が浅くただれたり、水ぼうそうのようなブツブツができる疾患です。セックスやオーラルセックスが主な感染経路です。特に女性は性行為時の摩擦により、膣内の粘膜に細かい傷ができやすいため、男性より感染リスクが高いと言われています。ヘルペスは治療を行わない場合も3週間ほどで症状は無くなりますが、一度感染すると、体内からヘルペスウイルスを完全に取り除くことは出来ないため、再発する可能性があります。
現在の医療ではウイルスを完全に排除することはできませんが、抗ウイルス薬により症状の軽減や回復を早めることが可能です。
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染で起こり、性器や肛門の周りにイボができる感染症です。痛み・かゆみはないが再発しやすくしっかり治すことが大切です。尖圭コンジローマの人と性行為をすると、60~80%が感染すると言われています。尖圭コンジローマは自覚症状がほとんどありませんが、性器や肛門周りにイボがある場合は、放置せずにご相談ください。
治療は、できてしまったイボを取り除くことが基本となります。
1.外用薬
イボを小さくする薬(塗り薬)を使用します。
2.外科的治療
当院では外科的治療が困難なため、高次医療機関への紹介となります。
女性がかかるものとしてはもっとも頻度が高い性感染症です。男女ともにかかる可能性があり、約80%が無症状であるため、自覚しにくいことが特徴です。女性が感染した場合、子宮・卵管・肝臓の周囲にまで炎症が及ぶことがあり、不妊の原因となるケースがあります。
クラミジア感染は症状が出にくいのが特徴です。
抗菌薬(内服薬)の服用(1回または数日間)
クラミジアは治療後の陰性確認が大事です。「ピンポン感染(お互いがうつし合う)」を避けるために、相手にも検査してもらい、お互いが陰性を確認するまで性交渉は避けなければいけません。
淋菌感染症はクラミジア感染症に並んで多く見られる性感染症です。オーラルセックスによって、感染することが多く、近年、感染頻度が高まっている感染症です。女性では、黄緑色っぽいおりものが出たり、臭いがキツくなったりします。また、排尿時の痛み、頻尿、残尿感が起こることもあります。
男性の淋菌性尿道炎は、クラミジアよりも症状が強いのが特徴で、強い尿道違和感、強い尿道痛、尿道からドロっとした分泌液がでるなどの症状があります。一方で女性の場合は、クラミジアと症状は類似しており、おりものの増加や悪臭、外陰部のかゆみなどで、軽いもしくは無症状で気づかないことも多いです。咽頭淋菌は、キスやオーラルセックスによって感染します。軽いかぜ症状程度で、自覚症状が少ないことで感染していることに気づかないケースも多々あります。
抗生物質の投与(注射または内服)
梅毒トレポネーマによる感染で起こる感染症です。性行為によってうつることが多く、自覚症状が少ない且つ潜伏期間が長いため、知らないうちに多くの人に感染させてしまう可能性があります。感染したまま、妊娠をすると胎児にも感染をします。また、放っておくと脳の神経まで影響を与えることもあります。抗生物質がなかった時代には不治の病と言われておりましたが、今は適切な治療を早期に受ければ完治可能です。
第1期(感染後約3週間)
第2期(感染後数ヶ月)
潜伏期
第3期以降(数年〜数十年後)
抗菌薬(ペニシリン系抗生物質)の投与
バルトリン腺は、性交時に潤滑液を分泌する役割を持つ腺で、腟の入り口の左右に存在します。この出口(導管)が何らかの原因で閉塞すると、分泌液が内部にたまり「嚢胞(のうほう)」となります。
細菌感染を伴うと、膿がたまり「バルトリン腺膿瘍」となり、強い痛みや発熱を伴うことがあります。
軽症(痛みがない場合)
膿瘍がある場合
再発を繰り返す場合
TOP